フリスタ大阪とさとしと自画像


ついに社長が美咲に告白するという一大事が起きた宝物のような珠玉の第4話。 その感想を書く前に、自分的残ったままの宿題(誰に言われたわけでもないから自主勉とでもいうべきかな)を先にやっつけておきたいです。

真っ白になったフリスタの公式ページを見ると、やっぱりちょっと寂しい気持ちになります。
書こう書こうと思いながら、延び延びになっていたフリスタ大阪の自分的備忘録。
4月1日の観覧に入ってから早1ケ月が経ち、いい加減もう今さらって感じなんだけど、せっかく入れたフリスタ大阪の感想を、公式サイトがなくなったこの機会に、サトシゴトの思い出としてちょこっとだけ書き残しておこうと思います。
前回に引き続き、手の届く距離に絵画がある場所にペンを持ち込むことは気が引けたので、その場の記録なしの記憶のみが頼りの覚書です。お付き合いいただける上で記憶違いがあったらごめんなさい^^; 


フリスタが開催されているグランフロントは高速バス乗り場から歩いてすぐの所にあって、息子と娘、高齢の母を連れた都会に不慣れな地方民の私にとっては大変ありがたかったです。
ナレッジキャピタル・イベントラボの前に、フリスタ東京と少しデザインを変えたちょんまげの男の子と、FSⅡのロゴの大きなタペストリーが飾られていて、ファンの人達の記念撮影の場になっていたので私も記念にパチリ。←(いまだにガラケー

13時に入場して真っ先に向かったのが、出口に飾られているという智さんの自画像でした。 2013年のアンアンの表紙であるそれをモチーフにしたもの。 あの時、書店でそれを見つけた時に、思わず衝撃を受けたあの顔(表情)の智さん。

智さんが得意とする細密画での表現ではなく、パグちゃんやみっちゃんよりもなお大胆な筆使い。

ベースは2013年のアンアンの表紙のそれだけど、あれをそのまま描いているのではなく、顔の左半面が白い絵の具で、目と鼻の輪郭をなぞるようにして塗りつぶされていました。
対する右半面は温かな乳白色。 陽だまりに溶け込むかのような穏やかでまろやかな白。
その温かな右半面の瞳の中に、鮮烈な赤い色を施したのは、何か意味が込められているのだろうか。

髪の色は漆黒。 その上に赤、黄、青、緑、水色、オレンジなどの挿し色。 似たような色はあっても、目に見えてわかる紫がなかったような気がしたんだけど、いろんな色が入っていたから、特に嵐カラーを意識したわけではなかったのかな? 
ファンの間で話題になっている 「5」 という文字も、隠し文字のようなものも、想像していたようなハッキリとしたものではなく、確信できるまでの認識が持てなかったような気がします。←(ワタシの目が節穴なだけだと思われ)
その中で、左半面の髪の部分に施された、ひと際目を引く金色の大きな彩色がバラの花弁のようにも見えて、煌びやかなアイドルの世界に住む「大野智」を象徴しているようにも見えました。

顔の半分を描き、もう半分を白に塗りつぶす。

最初は両方とも描こうとしていたのか、恥ずかしくなって途中でやめたのか、それともあえて色を付けなかったのか、その真意は智さんのみぞ知るですが、それはまるで、僕という人間の半分は見せてあげる。でももう半分は秘密だよ。という智さんの意思表示のようにも感じたり、もしかしたら、彩色した右半面は華やかな 「嵐」大野智を、真っ白に飛ばした左半面は、ミステリアスな 「素」 の大野智を表現しているのかもしれないし、むしろ逆に考えてみて、温もりのある乳白色の肌の色と、確固とした意思を持つ紅い瞳をした右半面こそが 「素」 の智さんで、純白の左半面は、どんな色にも自在に染まり、私達ファンを楽しませてくれる無限のオーラを持った 「表現者」 の大野智を現しているのかもしれない、なんて考えてもみました。

最初、自画像があると知った時、確か以前にラジオで自画像の話題に触れた時に、自画像を描くのはもう少し先になると思う、的な事を言ってたのを思い出して、大阪の開催にあわせて新作を発表するにあたり、その題材に自画像を選んだ理由が、もし 「自分」 を描く以外になかったのだったとしたら、智さんがこれまで心と感性の思うがままに、テーマや対象物を描き出してきたという、自由を奪ってしまったのかもしれない…とも思ったの。
でも、実際に飾られている自画像を見ると、そして、2対のパグちゃんの絵と対峙するように展示されているのを見たら、何より智さんが柔らかに微笑むこの表情を選んだ事に、智さんが 「僕は僕だよ これからも何も変わらず在りのままでここに居るからね」 って言ってるみたいに感じてきたの。 そして 「(観に)来てくれてありがとう」 って言ってくれているみたいにも。 
いつだって智さんは、ファンを受け止めて赦して、そしてふんわりと包んでくれる人。
本当ならありがとうを言うべきはこちらの方なのに。

そんな智さんの温かさも強さも謎めいたところも、智さんの全てがそこにあるような自画像の前で、観覧時間の半分を過ごしていたのでした。


フリスタⅡ作品集の内表紙とでも言うのかな? の、烏賊の絵も、表参道の会場にはなかったものでした。
墨を吐いたように真っ黒な色の中心を、囲むようにして点在する七色のドットが、スワロフスキーを散りばめたみたいでとても綺麗だったなぁ。


黄金のふくふく智フィギュアは、四角い覗き窓のようなスペースの中で、スポットライトを浴びながら、まるで宙に浮いているように展示されていました。 覗きこむ視点に対し、真正面ではなく、少し斜めの角度で展示してあったのは、何か意味があったのかな?


上海会場で、ファンの方達が指を使って色付けしたタツノオトシゴのパネルも展示されていました。
智さんの事が大好きな人達の、智さんへの好きの想いが込められた素敵なひとつの作品。
私もここに参加したかったなぁと、純粋にうらやましかったです^^;


ちなみに一緒に観覧した娘は、カッパのサイトウくんとピョコ歯のあの子が気に入ったみたい^^
母は細密画の意味を理解しようと必死に頭を巡らせていました。
特に感想を聞きはしなかったけれど息子は何を思ったかな。


智さんありがとう。 またいつかあなたの作品に会わせてくださいね。



幸運というのはまとまって続くものなのか、ジャポニズムアリーナの広島公演に当選することが出来ました。
娘と一緒に行きたかったのですが、万が一の情報流出などのトラブルが発生した場合のリスクを想像し、顔認証で中学生の娘の顔写真を送ることに抵抗があったので、今回は自分だけのデータで申し込みをすることにしました。
1人だけだったので、ポッと空いた隙間に運よくもぐり込めたのかもしれません。
7日の土曜日、18時の公演です
この幸運に心から感謝して、嵐さんに会いに行ってこようと思います。