セカムズの愛と勇気とランニングマシン


セカムズ第5話の、美咲が社長の告白を受け入れるシーンにもれなく目頭が熱くなり、胸がドキュンとなりました。

宝物のようだった第4話にも全く引けをとらないばかりか、零治の美咲への想いがあまりにも純粋で無垢で真面目で不器用で、美咲が零治のもとへと走るシーンでは 早く!早く零治のもとへ行ってあげて!って思わず声をあげちゃった。

社長と新入社員という関係性ゆえに、プライベートなケータイ番号を知らず連絡がとれないという説得力だってあるし、回想シーンでの零治の美咲への想いは、美咲にとっても零治とのかけがえのない思い出になっていたんだよね。 
大人の恋のはずなのに、こんなにも高純度な恋の成就シーンがあったのかって胸がいっぱいになりました。

メダカの水槽の前での告白シーンや、今回の告白を受け入れるシーンなんて、ドラマ史に残る名シーンなんじゃないのって、普段ほかのドラマを観ない私が言うのもナンだけど、そう思っちゃうくらい胸に迫るシーンだったし、智さんや波瑠さんの演技力にはもはや唸る一方だし、セカムズスタッフさんの熱意と力量にも、ただただ感謝と驚きの気持ちでいっぱいになるよ。

すごいよね。3話まで智さんのコメディーセンスでファンだけじゃなく、一般の視聴者の興味と期待をグッと惹きつけておいて、中盤に差し掛かるところで本来の 「シリアス俳優 大野智」 の本領を発揮させ一気に心を掴む。 あのあどけなくも純真な水槽前での告白を経て、そして今回の第5話。


「つまり それは 俺と交際していただけるということか」


未だかつてこんな愛おしいセリフがあったかな。


鮫島社長の本来の人柄である純粋さや真っ直ぐで無垢な心。
本当は優しい人なのに、実家の旅館の立て直しや押し寄せる経営コンサルタントの依頼、その後の鮫島ホテルズの創設者という立場から、急速に大人になる必要や多少の非情さも持ち合わせなければならなかった零治が、自身を守るために必然と身につけた尊大さ。 老舗旅館の1人息子であるおぼっちゃん気質。
そんな零治の魅力を構築する全ての要素が詰まったセリフだったなぁ。

「こちらこそ よろしくお願いします」

美咲に受け入れられた後の零治と、陰に隠れて涙ぐみながら微笑む舞子秘書の表情に、どうしようもなく胸をうたれて仕方がない。

てっきりパリでチューしてハッピーエンドかと想像してたら、どうやらこれから一波乱もありそうだし、美咲ちゃんの叶えたい夢が関係してきてタイトル通りの世界一難しい恋になっちゃうのかもしれないけれど、ここまで一切の不満も不安もない、素晴らしいドラマを届けてくれるチームセカムズだもの。 誰もが幸せになれる展開を今後も期待超しているよー\(^o^)/

零治さんと美咲ちゃん。 そしてセカムズに出てくる全ての人達が幸せになりますように。

そして、第7話で何やらオトナのシーンがあるとかないとか、主演のかたがジャポアリ広島第2部にてフライング気味でネタバレしておりましたがww

そんな重要なネタバレを、智さんがあっさりとするとも思えないんだけど、チューが嫌だとゴネてた主演俳優に、一足飛びに(オトナの)ベッドシーンを持ってくるかが、ちと疑問ではありますが、水槽前の美しい告白シーンや、心が浄化されるみたいに清らかな告白受け入れシーンを届けてくれたセカムズスタッフだから、仮にそれなりのベッドシーンがあったとしても、きっと素敵なシーンにしてくれるに違いないと思うの^^

これまではキュンキュンしながら萌え転がって、何度でもリピしまくってたのに、第5話の告白受け入れシーンを観てからは、「萌え」 ではなく 「尊い」 という感情が芽生えてきました。←(真顔)
もったいなくて気軽にリピなんてできやしねぇ。
家族が寝静まってから、もしくは家に誰もいない時に、ゆっくりと正座して観るべき神回になってしまったよ。

社長のこと、もうこれから 「鮫たん」 なんて呼べないっっ!!