さとしと死神くんとエピソード2


第2話にして死神413号のキャラを完全にモノにしていた智さん。 今回はコメディーの要素が多くって、智さんがイキイキと演技を楽しんでいたように見えたよ。
前回の優しく温かな、でもどこか得体の知れない死神から、酔っ払って隙を見せたり、感情の起伏を見せたりして、より愛らしく人間味のある死神になってたね。
今回は監督さんが中田監督とは違う方だったからか、死神くんの撮り方というか、「死神」 というアンノウン的な存在であることを、カメラアングルや死神くんの動きなんかで上手く表現されてたように思いました。
死神くんの表情をアップで撮りながら片目だけしかフレームに映さず、実態のはっきりせざるもの、死神の闇の部分を演出したり、目覚めると頭上に浮いている死神が見降ろしていたり、瞬間移動した死神くんがとり憑いたように真後ろに立っていたり、死神の人成らざる部分を思わせる部分が随所に盛り込まれていたのがよかったなぁ。

人間はどんな時でも誰かに愛され見守られている。 それが上手く伝わらないと、誤解を生み憎悪も生まれる。
たとえばこれ、自分に置き換えてみれば子育てとかもそうだよなぁ。 親として良かれと思って言ってる事が、きちんと正しく子供に伝わっているかとか、単に口うるさいだけのウザイ親になっちゃいけないなとか思うことは常々あるし^^;

自分に向けられてきた部長からの愛情にも気付かず (でも、あんなやり方じゃ伝わらないよね) 自分を価値のない人間だと思い込んできた孝一が、文書を偽造し会社に莫大な損失を負わせ、たとえどんな手を使ったとしても健太のこれからを守りたかったのは、みずからの姿を重ね合わせ見守ってきた健太の身代わりになることで、ようやく自分の生きた意味や価値を見出すことができたからかもしれない。 自分もまた、これまで気付かぬうちに部長から見守られてきたことからの愛情の連鎖。
死神手帳を手にし、命を利用したり奪おうとした事への罰とはいえ、魂の帳尻合わせのために、初めてできた 「友達」 を天界へおくらなければならなくなった413号の 「死神」 成らざる優しさや 「死」 を悼み憂う心に、やっぱり何か過去を見るような気がするのは考え過ぎ? 


なんて、中二っぽい感想はさておき、そんな本編のツボをかいつまんであげるなら〜


・最初、何で死神手帳が見えるのかと思ったけど、のちに健太の身代わりで死ぬ運命が待っていたからなんだね。

・美女にいたぶられる死神くん萌え。 パンチ、けっこうギリギリまで入ってるよね、いつもながら殴られ方上手いなぁ^^

・健太の父をお迎えにあがった時の死神くんの声がめっちゃいい声。 413号は 「死神」 の名を借りた 「天使」 だよね実際のところ。

・健太のアパートの玄関前で姿を見られた死神くんのうろたえぶりがさすがのリアクション。 とまどいを表すように右腕に置かれた左手の美しさといい、こんなコメディチックなシーンでも、ちゃんとポーズが計算されつくしてるんだよねぇ。

・名刺交換のくだり、智さんのコメディアンっぷりが冴えわたってる^^ そんな演技の中、スーツの下に潜む腕や腰の細さに目が奪われる。

「大黒生命 変わった名刺ですね」 

って、いやいや、アナタの名刺の方がヘンですから。

それにしたってやっぱり美女にいたぶられる死神くん萌え(///∇//) ほんっと殴られ方、殴られたあとのカオ、秀逸すぎて禿げ萌える。 殴られた瞬間だってちゃんと力が加えられた方向に口元歪ませてるんだよね。 あんなコマ送りしなきゃわかんないような一瞬のシーンですら細やかに演技する 「役者 大野智」 のすごさを垣間見るよね。

「恐いねぇ…」

けっさくすぎて震える。

  
・再び孝一の前に現れて手帳を返してくれと背後に迫る死神くんの艶っぽさ。

・手帳を取りかえした後、ワイヤーで吊るされてるのに地面に足を着けて立っているかのように美しい姿勢がすごいなぁ。 そのあと天界の事務所に帰って来た時の着地の優雅さもまたしかり。 

・手帳を突き付けて浮遊しながら近づいて来る、激おこぷんぷん丸な死神くん。 逆光に浮かぶシルエット、丸いほっぺに華奢な肩と薄い背中が何ともいえずきれい。

・「いいんじゃないの? 死んじゃえば」 そのあと映る413号のアップ。 わざと見切れるようなカメラアングルが、大野智の目の演技、413号の心の動きをより際立たせているよう。

・よみがえるメンティラマッサージ。 お互いどんな気持ちで再会、共演したんだろうな〜^^; 名刺を差し出しながら頭上から降りてくる時の下からのアングルの顔が美しくって、思わず何度も一時停止して観てしまうよ〜。

・上司に罵倒されることを愚痴る死神。 死ねない死神の果てのない孤独。 友達ができてはしゃぐ死神。 酔っ払って名前を連呼するシーンはもしかしてアドリブなんじゃないかと思うくらいナチュラルで、智さんて酔っ払ったらこんな感じになるのかな〜なんて妄想。 空き缶を後ろ手に放り投げてゴミ箱にヒットさせるバカッコイイ死神くん。
可愛くお願いしたり諭したり、あなたのやってることは殺人だと孝一を男前に諭してるのに、座り方! 脚!! 女子!!! 
それ以上言うなら友達やめるぞと言われた時の 「…え…?」 なんて戸惑う声なんて可愛すぎて萌え死ぬレべル!!!

「せっかく 1人の命を助けたと思ったら また死者が出るんだな」

・人の死を悼む死神。 人が死んでゆくことを憂う死神。 人の情けを持つ死神。
夕日を背負う死神の神々しいまでの美しさ。


次週からはいよいよ悪魔との絡みが観られるのね^^  しっ身長差に萌えるっっ


さあっ 今からがっつをフラゲってきます!