映画のコト シン・ゴジラ ちょこっとネタバレ

先日ずっと気になっていた映画　「シン・ゴジラ」　を観に行ってきました。
まずはキャスト陣の豪華さにびっくり。普段ドラマをほとんど観ない私でも顔がわかる俳優さん達のオンパレード。
ＣＧがまた凄いよね。倒壊シーンが恐怖だったし、ここ近年の日本では隣り合わせのリアルさで、とても架空の世界のものとは思えなかったよ。
萬斎さんがモーションキャプチャーを担当したゴジラも圧巻で、その品の良い立ち姿なんて映画の中のセリフにもあったように、まさしく「神の化身」そのもので、人智を超えた生命体に対する畏怖とともに、神々しいまでに美しい異形の姿に思わず見惚れてしまいました。
作中に名前や肩書のテロップが頻繁に出てくるところがエヴァの監督らしいなぁという感じでした。

今回ゴジラは日本や世界を壊滅に導く脅威の死神として描かれているのに、ビルを倒壊しゴジラの体勢を崩すシーンや、米軍の貫通爆弾が投下されてゴジラが苦痛の咆哮をあげるシーンなんかを見ると、ナゼかゴジラが苛められているような切ない気持ちになるのは、ちっちゃい頃からゴジラに馴れ親しんでいるからなんだろうなぁ（ゴジラはあくまで人間が犯した悲劇の産物）

突如海から襲来し、街を壊滅状態にしたあげく放射線を放出しするゴジラの体内には原子炉状の器官があり、体液循環によりそこからエネルギーを得て放出しているため、国連が決定したゴジラへの核攻撃プランを回避し、ゴジラを安全に駆除するためには、血液凝固剤と独特の元素変換機能を持つゴジラへの元素変換阻害剤で凍結させるしかなく、そしてその計画は見事成功に終わるけれど、東京のど真ん中にいる凍結したままのゴジラや、万が一ゴジラが息をふき返し再活動に至った場合の、今は一時停止状態に過ぎない核攻撃開始への懸念など不安は山積みで、とりあえず一旦終結はしたものの、大きな爆弾を抱えたまま、見えない恐怖と闘って行かなきゃいけないみたいなものが、何となく東日本大震災と福島原発事故をあらわしているようでもあり、これからの未来に起こりうる南海トラフ大地震と伊方原発や浜岡原発の問題も示唆しているみたいで、すっごく面白かったんだけど、ただの娯楽で終わらない重いテーマを持った作品だったように思います。

豪華俳優陣に関してはですね、監督の指示のもと、とにかくセリフが早口で、ＢＢＡなもんでちょいちょいセリフの内容を理解するのに追いつけないこともあったりしましたですハイ（汗）

そしてとにかくおっさん祭り。出てくる登場人物がおっさんばかり（イケメン含む）なのも、人物の相関図に無駄な装飾を施さなかった潔さがありました。
あとスーツ萌えではないけれど、秘書官役の高良健吾くんのスーツ姿はなかなかにセクスィ〜でございました。

また主要人物で女性が登場するのが３人のみで、そのうちふたりは極力華美を抑えていて、あくまでクールでカッコいい。
そんななか、唯一の華がさとみちゃんだった。あの英語の長セリフは大変だっただろうな。

シン・ゴジラに忍びの国、そして連ドラと大忙しのさとみちゃんだけど、忍びの国での無門の女房役。
智さんとどんな夫婦を演じてくれるのか、とーっても楽しみにしているよ＾＾

ホントはのぞ兄のラジオ、ちねんくんのアサデス、しょーさんのリオ動画のことを書くつもりだったのに、前置きでちょこっと触れるだけのハズだった映画の感想が思いのほか長くなってしまいました＾＾；
タイトルを変えて一旦アップします。